先日、お伝えしたこの記事、読んでいただけましたか?
子どもは・・・
- 「食事」という場を使って
- 「食べ物」という物を使って
コミュニケーションを取ろうとしているとお伝えしました。
このコミュニケーションに上手く対応できないと、食事に関する悩みが沢山で出きてしまいます。
では、食事中に子どもと心が通じ合うコミュニケーションを取るには?
- 子どもの体は子ども自身がコントロールできると信じてあげること。
- 基本的な家でのマナーを明確にすること。
- 子どもにコントロールを任せること。
今日は、どのようにして、「基本的な家でのマナーを明確にするのか」について考えてみます。
子どもが食事のマナーを守らない あなたの境界線は明確ですか?
食事のマナーってなに?自分の価値観を確認する
まずお伝えしたいのが、「食事のマナー」って何を大事と思うかは、人それぞれということ。
あなたが思う、子どもに守ってほしい「食事のマナー」って何ですか?
- ご飯中は座って食べること?
- お箸を使って食べること?
- 食べ物で遊ばないこと?
考え方・価値観は千差万別
歩きながら食べてもオッケーというママもいれば
手を使ってご飯を食べてもいいというママもいるはず。
ぜひ、あなたに考えてほしいこと。
- 「なぜ」あなたは自分の考える「食事のマナー」を守ることが大切なのか。
- そのマナーは今のあなたの子どもにとって、守る必要があるのか。
具体的には?
《悩み例:「子どもが用意したカトラリー(お箸、フォーク、スプーンなど)を全て拒否して困っている」》
あなたは、子どもにどうしてほしいですか?
あなたにとって、何が大切ですか?
- お箸などの道具を使って食べることが大事?
- それとも、使わなくても、自力で食べ物を口に運ぶことが大事?
あなたは、なぜその事を大事だと思うのですか?
- 日本人としての文化を学んでほしいから?
- 子どもに「自分で出来るんだ」という自信をつけてほしいから?
世間一般的に、「お箸を使う」ことが主流だからという答えが出てきた方。
今一度、なぜ、自分にとって大事なのか考えてみるのも良いかもしれません。
- 悩んでいたことが、自分の思い込みだったと気づくかもしれない。
- 悩んでいたことを、今の我が子に押し付けるのは、ふさわしくないと気づくかもしれない。
境界線を明確にする
自分の価値観を見直した上で、大事にしたいと思う「食事のマナー」を選択してみましょう。
そして、大きな円を思い浮かべてみてください。
円の線上に、あなたの「食事のマナー」があります。
これが、あなたと子どもの境界線。
そして、その枠の中、円の中で、子どもが自分でやり方選択しながら食事ができる環境を整えてあげましょう。
具体的には?
《私と娘の食事のマナーの境界線》
- ご飯を故意にこぼさない
- 食べている時は座る
- おかわり出来るもの・出来ないものは親がコントロールする
現在1歳8ヶ月の娘の食事の境界線はこの3つです。
この境界線の中で、私は、娘に自分で食事のコントロールをしてもらいます。
- 何を使って食べるのか。(スプーンなのか、手なのか)
- どれくらいの量を食べるのか。
- どこに座るのか。
など、上記は、娘が自分で決めること。
出したもの、全てを食べようが、全てを残そうが、それは娘が決めることです。
大きい椅子に座るのか、小さい椅子に座るのか、それは娘が決めることです。
スプーンを使うのか、手で全てを食べるのか、それは娘が決めることです。
おかわりしても良いと私が決めているもの(例えば、キュウリ)を何回おかわりするのか、それは娘が決めることです。
境界線を越えた時の対処法
では、境界線の外を出てしまった時は?
つまり、娘がご飯を故意にこぼしたら、どうするのか。
答えはとても、シンプルです。
ご飯の時間はおしまい。
半分食べかけでも、まだお腹が空いていても、ご飯の時間はおしまい。
次のおやつ・ご飯の時間まで、おあずけです。
境界線を明確にして、コミュニケーションを取ると親がリーダーシップをとって、子どもをサポートしていくことができます。
- でも子どもが泣いたらどうするの?
- どういう声かけをして、子どもに境界線を理解してもらうの?
こんな疑問が出てきたあなたは、ぜひ次回の記事をお楽しみに!
「食事の際の子どもへの声かけ方法」をお伝えしますね。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
サービス先行案内もこちらからお届けします。