こんばんは。川口由佳子です。
少し前に、オーストラリアの大学で幼児教育を学ぶに至った経緯をお伝えしました。
そして、のちに、シンガポールにて教師として、働くことに。
こちらで、よく聞かれる質問は、「日本語を教えているのですか?」というもの。
「英語を学ぶ」のではなく「英語で学ぶ」という選択をした私。
現在、「日本語を教える」立場ではなく、「英語で教える」立場にいます。
英語で教える、英語を使って働くことができるようになったこと。
日本での視点・観点だけではなく、世界中の人々と関わった中で培った視点・観点で物事を捉えられるようになったこと。
これらが出来るようになったのは、オーストラリアで4年間の大学生活を過ごしたおかげです。
幼児教育から学ぶ、子育てに役立つ秘訣
では、オーストラリアで幼児教育を学んだ4年間の中で発見した、子育てに役立つ秘訣とは、何だと思いますか?
大学初日に実習!?
大学は4学期制で、1学期に4つのクラスを取る形でした。
大学1年目の1学期。1つの科目で衝撃的な出来事が。
クラスの初日。集合場所は小学校。
慣れない土地で、大学に行くのもやっとなのに、いきなり見知らぬ小学校に行けと言われる。
しかも、クラス初日の内容が、小学3、4年生にポエム(詩)を教える授業をするというもの。
私の気持ち
オーストラリア人のクラスメイト達もパニックの中、英語もまだ自信をもって喋れなくて、オーストラリア訛りの英語を聞き取るのに必死だった私は、本当にパニック。笑
衝撃的すぎて、もう笑うしかない。という気分に。
でもやらないと仕方がないので、事前準備をできるだけして、いざ小学校へ。
オーストラリア人のクラスメイト達が不安がっていたので、あ、英語を喋れても不安なんだから、私が不安なのは当たり前。
そう思えたことを覚えています。
そして、そう思えた自分に感謝。
授業の内容とは?
授業といっても、オーストラリアでは、クラスの中で、小さなグループに分かれて作業する形の授業が多い為、大学生1人に対して、小学生2、3人という比率で行われました。
まずは、初めて会う子ども達の名前を聞き、子ども達と対話をして、子ども達の考えていることを聞く。
その考えをもとに、今日グループで行うこと、詩についての説明をし、また考えを子ども達から引き出す。
そして、その考えをもとに、アドバイスをし、最終的には、子ども達それぞれが、自分の詩を作る。
このプロセスで、あっという間に30−40分の時間が経過。
これでいいのか。これで本当に、「詩」を教えていることになっているのか。
分からないまま授業は終了。
子どもの反応と私の感想
授業の後、子ども達には、ありがとうと感謝され、授業が始まる前の不安とプレッシャーとは裏腹に、みんな笑顔。
パニクっていたみんなが笑顔!
私の気持ちは、まさに「第一関門突破!」
なんだか清々しい気分、そして達成感を味わうことができました。
この経験に隠された重要メッセージ
さて、この出来事に、子育てに役立つどんな秘訣が隠れていると思いますか?
とてもシンプルな秘訣。
とてもシンプルだけど、重要なメッセージ。
要は、コミュニケーション。
私の意志が伝わって、相手の意志を受け取ることができると、お互い分かり合えるのだ。
そして、そこからお互い何かを学び、感じ取ることができるのだということ。
教育の根底はコミュニケーションにあり。
子育ての根底もコミュニケーションにあり。
子育てをしていると、痛いほど感じるコミュニケーションの大切さ。
この想いを世の中のママ、パパに伝えていくために。
子どもとの「今」この瞬間を、幸せと思える生活を創造するために。
私の学びは続きます。
そして、この経験と学びをみなさんに共有していく機会を作っていきます。
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海外幼児教育現場で培ってきた経験、
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