「子どもが言うことを聞かなくて困っています。」
「ついに来たか!魔の2歳児。でもこんなに大変とは!」
では、これらの悩みに対して、質問です。
- 我が子が言うことを聞かない時は、どういった時ですか?
子どもが言うことを聞いてくれない。
イライラするー!って思っている自分を思い浮かべてみてください。
そのシチュエーションで・・・
- あなたは、子どもの言うことを聞いていますか?
- 子どもがしたい事は何ですか?
- あなたが子どもにしてほしい事は何ですか?
- あなたはなぜ、子どもにそうしてほしいのですか?
例えば:
お風呂に入る時間。
けれど、子どもが服を脱いでくれない。
服を脱ぐばかりか、おもちゃで遊んでいて、知らんぷり。
母「お風呂の時間だから、服を脱ぎなさい。」
子「イヤだ。」
母「脱ぎなさい。」
子「イヤだ。」
子どもは、なぜ、イヤだと言っていますか?
おもちゃで遊びたいから。
前回、感情を認めることの大切さについて記事にしました。
これは、子どもとコミュニケーションを図る上で大切なこと。
お互いの気持ちを理解するのに大切なこと。
上記の例の場合、
子どもは、「イヤだ(だってオモチャで遊びたいんだもん)。」
と自分の気持ちを伝えてきています。
でも、ママは子どもをお風呂に入れる事で頭がいっぱい。
一度立ち止まって、子どもの言う事を「聞き」ましょう。
この時の「聞く」の定義。
子どもの言う事に「従う」のでは、ありません。
子どもの言う事を、「聞き、理解して」認めることが大事です。
母「イヤだよね。オモチャで遊びたいもんね。」
あなたが子どもにしてほしい事は?
服を脱ぐこと。
なぜそうしてほしい?
お風呂に入るため。
母「お風呂に入る時間だから、服を脱いでくれると助かるな。」
それでも、子どもは知らんぷり。
(この時点で、お風呂の準備を始めたら、バンザーイ!)
子どもって、何でも自分でやりたいのです。
何でも、自分で決断したいのです。
「服を脱いで」
これは、お母さんの決断。
では、ここに、子どもが決断出来る要素を盛り込んでみてください。
でもどうやって?
子どもが「服を脱ぐ」という行為を自分で、達成するための選択肢を与えてあげてください。
「服、自分で脱ぐ?それともお母さんが手伝う?自分で決めてね。」
そして、子どもを信じて、子どもが決断するのを待ちましょう。
私たちは、毎日、全ての事を、数ある選択肢の中から、何をするか、どうやってやるのか、選択し、決断して行動していますよね。
朝ごはんは、パンにしようか、ご飯にしようか。
靴はどれを履こうか。
自分でお皿を洗おうか、手伝ってもらおうか。
日々、どれだけ我が子に決定権を与えていますか?
子どものために、全てを決断していませんか?
子どもの意思を理解していますか?
子どもの言う事を聞いていますか?
そして、認めていますか?
子どもに、こうして、あーして、と言っている事。
自分がされたら、どう思いますか?
自分で、やることを決めたいと思いませんか?
子どもも、一人の人間。
子どもは、生まれた瞬間から、決断する力を持っています。
子どもが言うことを聞いてくれない。
本当にそうでしょうか?
家のルール、社会のルールの中で決断できるように、ママ・パパが子どもを導いてあげる。
それが親の役割。
子どもに決定権を与える。
子どもに対するイメージを高める。
子どもは、理解している。
子どもは、決断したいと思っている。
これだけで、日々のコミュニケーションが楽になる。
コミュニケーションが楽になると、ママの気持ちも楽になる。
子どもとの「今」を今よりももっと、心から幸せと思う毎日を創造する
第一歩を踏み出してみませんか?
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海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
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