子どもにコラーーーーーーっと注意しても
全く聞き耳を持たない。
知らんぷり!
無視!
そんな経験はありませんか?
そして、注意する回数が増えれば増えるほど、無視っぷりが半端ない!
ママの心もヘトヘトになります。
注意をしても、無視する我が子
Yさんより、こんなメールをいただきました。
今朝は朝食を食べた後ごちそうさまを言わない息子にすごく嫌な言い方で叱ってしまいました。昨日はトイレの後に手を洗わず逃げて行く息子に怒鳴りました。どちらも、悪気はなく、ママがこらーと追いかけてくれると楽しいな、ちょっとふざけてみようぐらいの気持ちなのは分かっているのですが、こちらの余裕がない時だと、茶化したりせずただ注意する→息子が無視する→無視されることに腹が立って異常に起こってしまう→とまらなくなる、、といった感じです。後から考えれば、そんなちっぽけなことで沸点に達する自分の至らなさに情けなくなるのですが、その瞬間は無視されたことに怒りがいってしまい、私の接し方だと、当初何を注意されていたのか息子も分からない気がします。どちらも後からギューをして、ママが怖い顔して怒ってごめんねと伝えましたが、これもいい母ぶって取り繕っている気がしていいのだろうかと腑に落ちない私がいます。こんな喜怒哀楽激しい態度をとると、息子も今後、瞬間的に怒りを爆発させたり感情をコントロールできなくなってしまうのではと心配です。
そもそもママは、何で注意したいのか
Yママさんが、どのような注意の仕方をしたのか、私は詳しいことは分かりません。
ただ、子どもに「注意をする」というのは、誰でもきっとやっていること。
そもそも、あなたは、なぜ子どもを注意しますか?
Yママさんの事例の場合、どうでしょうか?
- 手を洗わないままだと、汚い気がするから?
- 手を洗うという習慣を身につけてほしいから?
それぞれの事例やシチュエーションによって、理由は違うかもしれません。
しかし、根底にある、ママの思いには、何があるのか。
「自分の力で考えてやってほしい」
こんな思いがあるのでは・・・?
大人になった今のあなた。注意されたらどんな気分?
子どもとのコミュニケーションを考える時に、私が常に意識していること。
それは、子どもの立場になって考えること。
大人のあなたが、誰かに注意されたら、どんな気分になるだろう?
ちゃんと手を洗いなよ!と注意されたらどんな気分?
「分かってるわ!」
「今やるはずだったのに!」
大人のあなたでも、少しイラっとくるかもしれません。
反抗したり、ちょっと抵抗したい気分になるかもしれません。
子どもも同じ気分になるのでは・・・?と私は思うんです。
ママが使える注意の仕方
では、ママが使える注意の仕方には、どんなものがある?
子どもに次のステップを聞いてみる
トイレの後は何するんだっけ?と聞いてみる。
子どもは、何度か、行動パターンを繰り返していれば、
次に何をすべきなのか、分かっていることが多いです。
ただ、その行動を起こすことを忘れたり、
他に考え事をしていたり、
ただただ、やらないでおこうって思ったり、
やらなかったら、ママ、どんな行動にでるかな?と試したり、
色々な経験を自ら体験しにいきます。
無視しているように見えて、
実は、色々考えているのかもしれません。
あれ?次なんだっけ?と聞いてみることで、行動しようと思ったり、
自分で答えたからにはやらねば!という気分になったり。
必ず「言うことを聞いてくれる」とまではいかないけれど、
次の行動を思い出す、やろうと思う確率は上がります。
そして、自分で、次の行動が何かを分かっているんだよ!と
ママに誇りを持って伝えることができる経験を積んでいくと
子どもも、内心ウキウキしてるはず。
まだ言葉をあまり話さなかったり、1語2語ほどで会話をする場合は、
ママが、「あれ?次は何するんだっけ?手を・・・・」と
話を持ちかけつつ、最後に子どもに、「洗う!」と行動の部分を言ってもらうのも効果的。
そうは言っても、余裕がないと怒り爆発!
そんなこともあるんです。
それで、いいんです。
ママは、その時々で、最善の選択をしています。
10回中、1回まずは、気をつけてみる。
「注意をする」という感覚から
「次の行動を一緒に考える」という感覚に
少しずつ、シフトしてみると、心が軽くなるかもしれません。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
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