おもちゃ・色鉛筆・・・
投げて欲しくないものに限って
投げる!
そして、「もうしない」と言った
その次の瞬間も、投げる!
子どもは、物を投げることが大好き。
魔の2歳児子育24時 メールレター内で、Yママさんより
こんな質問をいただきました。
今一番の悩みは、おもちゃや色鉛筆などを投げることです。
もうしないと言った3秒後にはまた投げているという、、、。
何で投げてはダメなのかと理由を伝えたり、
そうすることで起こりうることを話したり、
秘訣3(魔の2歳児VS食事 参照)のような伝え方も試したりしているのですが これといって効果がありません。
教育のプロはどう対処しているのか是非教えて頂きたいです。
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秘訣3には、「やってほしいことを伝える」とお伝えしています。
投げちゃだめ!と言うと、「投げる」という動詞を使っているので
どうしても、投げたくなっちゃう。
Yママさんは、「ここに置いておこう」などやってほしいことを伝えることも試したとのこと。
今回は、他に試してほしいポイントをシェアしたいと思います。
子どもは投げたい
子どもたちは、「投げたい」という欲求があることを忘れてはいけません。
何を投げてよくて、何がダメなのか。
その判断はなかなか難しいところ。
家の中に、投げても良いおもちゃはありますか?
どのおもちゃは、投げて遊んでも良いのかを説明し、投げる遊びをする。
家の中だと、ボールを投げるのはちょっと・・・と思うので
スーパーの袋や、布切れなど、あまり飛ばない物を思いっきり投げる。
または、輪投げなど、投げてよいエリアを作って
投げる遊びを促すのは、どうでしょうか?
子どもに、
どんな物は投げて遊んでよいのか。
どこで、投げてよいのか。
これらを伝える。
理解していても、投げてしまうことはある。
そんな時は、
「あれ?投げてもいいおもちゃはどれだっけ?」と聞いて
子どもに答えを言ってもらう。
考えてもらう。
子どもは投げた後、どうするのだろう?
「投げた!」と思って、ついついすぐ反応してしまいがちな大人たち。
周りに危険を及ぼしていない時は、少しの間、
投げた後の行動を観察してみるのもオススメです。
意外と、私たちが、「時間」を与えないがために
子どもが自分で投げたものを取りに行く機会を逃している場合もあるのです。
あ、投げた。
そう思ったら、30秒見守ってみてください。
あなたの子どもは、どういう行動を取るのか。
観察してみることをオススメします。
物の動きを観察したい
物を投げる行為には、身体的に、「投げる」を楽しんでいる場合もありますが、
その物の動きを観察するのが好きな子どもも沢山います。
投げるのは危険でも、転がすことはできるかな?
少し傾斜を作って、色鉛筆を転がしてみる。
おもちゃを転がしてみる。
そして、その動きを一緒に観察してみる。
一緒に遊んでみてください!
私たちにとっては、「危険」「やってほしくない」こと。
子どもたちにとっては、自分たちなりの「実験」であり、
この世の中の仕組みを理解する為の「遊び」です。
悪気があることは、少ない。
ママたちが、境界線を作って、子どもたちの実験の手助けを安全に出来るようにしてあげる。
ぜひ、子どもと一緒に楽しんでみてください。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
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