子どものご機嫌を伺い、疲れる。
忍耐力がなくて、子どものことを待つことができない。
子どもに、自分で服を着替えられるようになってほしい。
子どもに、規則正しい生活習慣を身につけてほしい。
そんな思いで、頑張るかたわら、子どものリズムにママが合わせすぎて、疲れ果てる。
子どもを待とうと必死になるが、待ちきれず、怒ってしまう。
そんな場面に出くわしたことはありませんか?
子どもの為に、待ってみよう。
そう思うと、永遠に待たなければいけなくて、気が遠いのです。
では、あなたは、どれくらい、子どものことを待てますか?
5分待てる?
心に余裕があるときは、15分くらい待てる?
子どもに3回声掛けして、行動してくれなかったらもう限界?
それとも、5回くらい声掛けしても気にならない?
ママ自身の「限界値」を把握しよう
自分の中での「限界値」を考えたことがあるママはどれくらいいるのだろうか。
イライラの水が満杯になる前に、あなたは自分自身をコントロールできていますか。
「限界値」と把握することは、ママがママ自身を大切にすることに繋がります。
5分以上待つと、イライラしてきて、怒ってしまう。
- そんなあなたの限界値は、4分くらいかもしれません。
3回声掛けをして、子どもが行動しなかったら、カーッとなって、つい口調が怖くなる?
- そんなあなたの限界値は2回の声掛けかもしれません。
これは、人によっても様々だし、自分の置かれている環境や、心の余裕によっても変わります。
毎日、限界値が変わっても良いのです。
肝心なのは、その限界値を毎回、把握しておくこと。
子どもに自分の「限界値」を伝える
怒ってしまう前に、口調が怖くなる前に、自分がイライラする前に、
子どもに、自分の限界値を伝え、受けとめてもらうと楽になるのです。
子どもに限界値を伝えてもいいの?
受けとめてもらうってどういうこと?
例えば、寝る前の習慣、歯磨き。
私は、娘に歯磨きの時間だよーと伝えます。
自ら、来てくれるのが、一番なので、自分で来てくれると嬉しいよということも伝えます。
だけど、子どもは子ども。
すぐには、来てくれません。
もし、この日の、私の限界値が、「5分」だとしたら。
5分待っても、来なかったら、お母さん、迎えに行くね。(5分たったら歯磨きするよいう意味)
と伝えます。
迎えに行かなくても、来てくれる場合もあります。
5分待っても来ない。
そんな時はどうするか。
宣言通り、「5分経ったから、歯磨きするよ」と伝え、歯磨きをします。(泣いてもします!)
最初は、泣いても、案外すんなり受け入れてくれることが多いのです。
それは、なぜか。
しっかり、ママが子どもに、自分の限界値を事前に伝えているから。
子どもは、理解してくれているのです。
自分の「限界値」を伝える時のポイント
ママ自身が自分の限界値を子どもに伝えていないと、どうなるか。
子どもには、なぜママが怒り口調になっているのかも疑問だったりします。
伝え方のポイント:
- 時間・回数を伝えること。
- その時間・回数に達したら、ママがどのような行動を取るのかを伝えること。
待てないから、◯◯するよ。
否定語ーない、ーできないを使わずに。
5分たったら、5回声掛けしたら、◯◯するよ。
これから起こりうることを、肯定的に伝える方が、子どもに受けとめてもらいやすいです。
ママは、子どものことを待てるだけ、待てば良い。
待てないのなら、それを伝えれば良い。
ママも子どもも人間だから。
限界がきたら、イライラしちゃうのです。
イライラする時間を少なくする秘訣。
自分の限界値って何だろう?
今日からぜひ考えてみてください。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
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