こんばんは。
川口由佳子です。
さて、こんな言葉達、聞いたことありませんか?
「そこ、登っちゃだめ。」
「開けたらだめ!」
「投げちゃだめ。」
「危ないから、だめ!」
うんうん、聞いたことある!私、子どもによく言ってるーーーー!
そんな、ママ、パパ、どれくらいいますか?
子どもが言うことを聞いてくれない。
ダメと言っても同じことを何度もする。
また、ダメと言う。
そうすると、お母さん、お父さんの気分がずーーーんと落ちて、ダメダメ言っている自分に自己嫌悪感を抱く。
焦ってしまい、声を上げてしまう。
こんな悪循環に陥ってしまうことも多いと思います。
気分はどんより、曇り空。
でも、この曇り空、ちょっとした秘訣を知っていれば、晴れ間がみえる、青空に変えちゃうことができるのです!
今日は、子どもに「ダメ」という回数を減らす、とっておきの方法をお伝えします。
まず、少し考えてみましょう。
もし、あなたが、上に置いてある物を取ろうとして、椅子に登ろうとするとします。
そこへ、すかさず、友達がきて、
「そこ、登っちゃだめ!」と言ってきます。
あなたは、どう思いますか?
ちょっと、上の物を取ろうとしただけなのに。
だめって言われて気分悪いなー。
え、何で?
感じ方は人それぞれだと思いますが、だめと言われて、いい気分になる方は少ないと思います。
子どもも私たちと同じ、人間です。
だめと言われれば、反抗したくもなります。
だめと言われれば、尚更やりたくなるのです。
子どもは小さいし、何も分かってないから、だめと言わないと、分からない。
そう思っていませんか?
子どもは、私たちが、思っている以上に、色々なことを知っています。
周りをよく観察して、物事を把握しています。
それと同時に、自分でやりたいという気持ちも大いにあって、好奇心も旺盛です。
では、出来ればやって欲しくないことがある時、「だめ」という言葉を使わずに、その思いを伝えるにはどうしたらいいでしょうか?
今回、お勧めしたい方法は、
「やってほしいことを伝える」です。
私たちは、どうしても、ネガティブな事に目が行きがちです。
そして、そのネガティブな面を指摘しようとします。
でもそれは逆効果。
考え方を変えて、やってほしい事を提案してみましょう。
例えば、開けて欲しくない、扉があるとします。
普段、「そこ開けたらだめ!」と言っている場合。
あなたが子どもにやってほしい事は何ですか?
扉を閉めておくことではありませんか?
「扉は閉めておいてね。ありがとうね。」
こう伝えてみましょう。
子どもが投げて欲しくない物を投げるとします。
普段は、「それ投げちゃだめ!」と言っている場合。
あたなは、その物を、どこに置いておいてほしいですか?
そして、子どもが変わりに投げても大丈夫な物は近くにありますか?
「これは、机に置いておこう。このボールは投げてもいいよ。」
子どもは、遊びを通して、色々な技術を学んでいきます。
投げることも、扉を開けることも、一つのスキルです。
その行為自体は、経験しなければならない、大切な遊びの一環。
子どもが、よく物を投げて困っている場合、思いっきり投げていい物を遊び道具として、用意してあげましょう。
普段の生活で、一言でも、「だめ」という数が減れば、子育てをする上で、気持ちが楽になると思います。
少しの言葉がけの変化で、子どもと過ごす「今」を今よりも、もっと心から幸せと思える生活に一歩近づくことができるはずですよ。
こういう状況で、どう言ったらいい?など、分からないことがあれば、お気軽に聞いてくださいね。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
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