![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/bernard-hermant-dclPEtMVdK8-unsplash-683x1024.jpg)
「もったいない」
今や、世界でも認知されるようになった、この言葉。
先日、子育て講座を開講する中でも、
子どもたちに、「もったいない」の精神を持って欲しい
こう思うママたちが、とても多いことを知りました。
世界中には、食事が満足に出来ない人。
本や、勉強道具を手に入れることが出来ない人。
沢山います。
私たちは、いかに恵まれているのか。
これを感じ、知ることは、大切だと思います。
この「もったいない」について考えている最中に、
こんな出来事に直面しました。
子どもの提案、大人の返答
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/IMG_8509-e1562731464941-768x1024.jpg)
娘がシールタトゥーを貰ってきて、
それはそれは、嬉しそうに、タトゥーをぺたぺた
自分の手にはもちろん、家にいる、みんなに付けたい!
目を輝かせていました。
みんなの両手にも貼ったし
両足にも貼った。
ここで、娘から提案です。
「このタトゥー、全部剥がして、また新しいのをつけよう!!!」
貼った途端に、こう言ったのです。
さぁ、あなたなら、どう返答しますか?
私は、他の皆んながどう返答するかな?と観察しました。
すると、大人は皆んな揃ってこう言います。
「今付けたばかりだから、もったいない。また明日にしよう。」
様々な経験がある大人だからこそ分かる。
- 今、そんなに使ったら、後々使うものが無くなる
- 今、貼ったばかり、もう少し、楽しんでもいいんじゃない?
この時の「もったいない」には上記のような意味合いが
含まれているのかなぁと思います。
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/matthew-henry-6x-hVXXiBxs-unsplash-1024x683.jpg)
が、こう皆んなに返答された娘を見ると、
とても寂しそう。
【私は、もっと色々な柄を楽しみたいし
ペタペタ貼ることが楽しいのに、
なんで、皆んな止めとこうって言うのだろう?】
表情から、そんな気持ちを汲み取りました。
子どもたちは、「今」を生きる
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/mi-pham-FtZL0r4DZYk-unsplash-1024x683.jpg)
この悲しい表情を見て、私は、娘に賛同してみました。
貼りたいだけ、何回でも、貼りたい場所に貼ろう!
目の輝きが戻る娘の姿をみて、
子どもたちは、「今」を生きる天才だなぁと
改めて感じたのです。
今、この瞬間に
「楽しい!!!最高!!!」って思えることを
満足いくまで、やり遂げる。
なんというスキルなんだ。と思うと同時に
未来を見据える私たち大人は、「今」この瞬間の楽しみを
逃してるぜっ!!!とも思ったのです。
「もったいない」を学ぶ場面
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/rares-cimpean-H1AQ2tQsWSI-unsplash-672x1024.jpg)
子どもたちにとって、
この「もったいない」というコンセプトを学ぶ場面には
注意が必要なのかもしれない。
もちろん、このタトゥーの場面で、
「物を大切に扱いましょう」というコンセプトは身につく
そう思えば、それもそうかもしれない。
だけど、子どもからしたら、あの場面で感じた
「寂しい・残念」という感情のインパクトの方が大きいのではないか。
だったら、私は、子どもと思いっきり「今」を楽しんでしまえ!
そう思ったのです。
あなたが大切にしていることは何?
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2019/07/debby-hudson-jcc8sxK2Adw-unsplash-1024x575.jpg)
ここで伝えたいこと。
それは、「もったいない」を無視して、
楽しければ、なんでも消費してオッケー!ということではない。
子どもとの時間は、「こんな場合どうする?」という
疑問が次々湧いてくる。
その場面で、どういう反応をするかは、
あなたが、その瞬間に「大切にしていること」の表れ。
だから、どの選択も、あなたにとって最適な選択。
私が、「子どもが思いっきり今を楽しむ」ことが
大切だと感じたように、
ぜひ、あなたにも、その都度その都度、
自分が大切にしているものに、自信を持って、
子どもと接したり、日々の選択をしてほしい。
「今」この瞬間、あなたが大切にしていることは何ですか?
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2023/01/Nurture-and-Wonder.png)
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
サービス先行案内もこちらからお届けします。