娘の足に注目!
私の靴を履くと言って聞かないため、これでお出かけ。
車までね。
途中、すごく歩きづらそうでしたが。
足にも悪そうですが。
ぐっと我慢して、見守りました。
根性ある!
子どもの自主性を保ち、育てるために必要なこと。
それは、「見守ること」「待つこと」
読んでいただけましたか?
今日は、その続き。
私が娘のことを12分待った話です。
自主性を育てるために子どもを「待つ」とは?
子どもが自分の力で、物事を判断するためには、親は口出しをしないこと。
そう日々実感しています。
もちろん、全ての状況で、そうはいきません。
でも、出来るだけ、子どもが決めたタイミングで、物事を進める。
その方が、案外楽だったりもするのです。
娘がお風呂に来るまで12分
このエピソードは、私の普段の生活の一部です。
私は、果たして普段、何分くらい娘のことを待っているのか。そんな疑問が湧きました。
具体的な数字を知るべく、時間を計った時のこと。
普段から、娘には、お風呂の時間になると、自分からお風呂場まで来てもらうようにしています。
歯磨きをした後、私は「お風呂の時間だよ。お風呂で待っているね。」と娘に声をかけます。
同じような、声かけをしているママ・パパ。
きっと沢山いるのではないでしょうか?
では、声をかけてから、あなたは子どものことを何分くらい待っていますか?
30秒もたたないうちに、「はーやーくー!」と言っていませんか?
私が、ここで待つ理由。
それは、娘に自分のタイミングで、用意ができた時にお風呂に来てもらうため。
自ら、「行くぞ!」という気持ちを常に持ってもらうため。
この日、何分待つのかな。
声をかけてから、娘が来るまで、かかった時間は12分。
本も読めるし、色々できちゃうくらい、12分って待つと長いんです。
でも、待つんです。娘はお風呂に来ると信じて。
すると、とびきりの笑顔で、カバンを一つ持って来ました。
お風呂場に入るなり、娘は一言。
「もう一つのカバン忘れた。」
私の気持ち。
「12分も待ったのに、まじかーーーー。」(これは心の中でつぶやく)
私の声かけ。
「カバン忘れたんだね。どうする?」
取ってくると娘は言うので、また待ちます。
でも、すぐに戻ってきました。
まだまだ、私の「見守る」は続きます。
二つ持ってきたカバンを、シンクの台に置くことに決めた娘。
一生懸命、置こうとしますが、カバンが一つ、床に落ちました。
あなたなら、この瞬間、どうしますか?
- 「落ちたよ。拾おう!」と声をかける?
- さっと拾ってあげちゃう?
ここでも、そうしたい気持ちをぐっと我慢して、見守ります。
声はかけません。
すると、15秒くらい、静止してカバンを見つめる娘の姿が。
その後、一度上を見上げてから、カバンを拾って、またシンクの上に置きました。
この15秒間、静止していた彼女の頭の中は、どうなっていたのでしょう?
きっと、状況判断をして、これから自分がどうすれば良いのか、必死に考えていたと思います。
でもこの瞬間、私が見守らずに、娘の代わりにカバンを拾っていたら?
娘は、「自分の判断」で行動する機会を逃すことになります。
大げさかもしれませんが、「物が落ちたら、人が拾ってくれるんだ。」
そう思うようになって、自ら動こうとしなくなるかもしれません。
見守る・待つは親から子への最高のギフト
普段の生活の中で、見守る・待つことを行うことは、どういうことか。
実は子どもに素晴らしいギフトを与えていることになります。
何もしていないように見えて、沢山の学びの機会を与えることになるのです。
- 子どもが自ら考える時間
- 子どもが自分の能力を信じる力
- 子どもが自分で判断する機会
ぜひとも、今日から1日に1回でもいい。
5分間でもいい。
我が子にギフトをあげてみませんか?
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
サービス先行案内もこちらからお届けします。