自主性を育てるために「子どもを待つ」私が12分待った話

娘の足に注目!

私の靴を履くと言って聞かないため、これでお出かけ。

車までね。

途中、すごく歩きづらそうでしたが。

足にも悪そうですが。

ぐっと我慢して、見守りました。

根性ある!

 

 

子どもの自主性を保ち、育てるために必要なこと。

それは、「見守ること」「待つこと」

子どもは生まれた瞬間から自主性がある

2017.08.07

読んでいただけましたか?

 

今日は、その続き。

私が娘のことを12分待った話です。

 

自主性を育てるために子どもを「待つ」とは?

子どもが自分の力で、物事を判断するためには、親は口出しをしないこと。

そう日々実感しています。

もちろん、全ての状況で、そうはいきません。

でも、出来るだけ、子どもが決めたタイミングで、物事を進める。

その方が、案外楽だったりもするのです。

 

娘がお風呂に来るまで12分

このエピソードは、私の普段の生活の一部です。

私は、果たして普段、何分くらい娘のことを待っているのか。そんな疑問が湧きました。

具体的な数字を知るべく、時間を計った時のこと。

 

普段から、娘には、お風呂の時間になると、自分からお風呂場まで来てもらうようにしています。

歯磨きをした後、私は「お風呂の時間だよ。お風呂で待っているね。」と娘に声をかけます。

 

同じような、声かけをしているママ・パパ。

きっと沢山いるのではないでしょうか?

では、声をかけてから、あなたは子どものことを何分くらい待っていますか?

30秒もたたないうちに、「はーやーくー!」と言っていませんか?

 

私が、ここで待つ理由。

それは、娘に自分のタイミングで、用意ができた時にお風呂に来てもらうため。

自ら、「行くぞ!」という気持ちを常に持ってもらうため。

 

この日、何分待つのかな。

声をかけてから、娘が来るまで、かかった時間は12分

 

本も読めるし、色々できちゃうくらい、12分って待つと長いんです。

でも、待つんです。娘はお風呂に来ると信じて。

すると、とびきりの笑顔で、カバンを一つ持って来ました。

 

お風呂場に入るなり、娘は一言。

「もう一つのカバン忘れた。」

 

 

私の気持ち。

「12分も待ったのに、まじかーーーー。」(これは心の中でつぶやく)

 

私の声かけ。

「カバン忘れたんだね。どうする?」

 

取ってくると娘は言うので、また待ちます。

でも、すぐに戻ってきました。

 

 

まだまだ、私の「見守る」は続きます。

 

二つ持ってきたカバンを、シンクの台に置くことに決めた娘。

一生懸命、置こうとしますが、カバンが一つ、床に落ちました。

 

あなたなら、この瞬間、どうしますか?

  • 「落ちたよ。拾おう!」と声をかける?
  • さっと拾ってあげちゃう?

 

ここでも、そうしたい気持ちをぐっと我慢して、見守ります。

声はかけません。

すると、15秒くらい、静止してカバンを見つめる娘の姿が。

その後、一度上を見上げてから、カバンを拾って、またシンクの上に置きました。

 

この15秒間、静止していた彼女の頭の中は、どうなっていたのでしょう?

きっと、状況判断をして、これから自分がどうすれば良いのか、必死に考えていたと思います。

 

でもこの瞬間、私が見守らずに、娘の代わりにカバンを拾っていたら?

娘は、「自分の判断」で行動する機会を逃すことになります。

大げさかもしれませんが、「物が落ちたら、人が拾ってくれるんだ。」

そう思うようになって、自ら動こうとしなくなるかもしれません。

 

見守る・待つは親から子への最高のギフト

普段の生活の中で、見守る・待つことを行うことは、どういうことか。

実は子どもに素晴らしいギフトを与えていることになります。

何もしていないように見えて、沢山の学びの機会を与えることになるのです。

  • 子どもが自ら考える時間
  • 子どもが自分の能力を信じる力
  • 子どもが自分で判断する機会

 

ぜひとも、今日から1日に1回でもいい。

5分間でもいい。

我が子にギフトをあげてみませんか?

 

 

 

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