食事の際の子どもへの声かけ方法:子どもが故意にご飯・食器類を落とす時

《子どもと食事》

  • 境界線を決めて、境界線の中で、子どもに選択する自由を与える。
  • 境界線の中で、子どもが自分で食事のコントロールをする。
  • 親は、境界線の中で、子どもの自主性を見守る。

 

前回は、大まかに、上記の内容を詳しくお伝えしました。

子どもが食事のマナーを守らない あなたの境界線は明確ですか?

2017.06.10

 

今日は、子どもが境界線を越えた時、親はどのように対応したらよいのか。

具体的に、どのような声かけをしたらよいのか、についてです。

 

《私と娘の食事のマナーの境界線》

前回もお伝えした、私と娘の食事のマナーの境界線は以下3つです。

  • ご飯を故意にこぼさない
  • 食べている時は座る
  • おかわり出来るもの・出来ないものは親がコントロールする

娘が1つ目「ご飯を故意にこぼさない」の境界線を越えてしまった時、どうするのか。

 

食事の際の子どもへの声かけ方法:ご飯や食器類を故意に落とす時

 

食事のマナーを明確に伝える

まず、食事を始める前に、食事のマナーを伝えます。

「いらないご飯は、お皿に置いておいてくれると助かります。」

マナーを伝える時は、「して欲しくないこと」を伝えるのではなく、「して欲しいこと」を伝えます。

 

「ご飯は落とさないでね。」

これも間違いではないのですが、「落とす」という言葉が入っています。

それを聞いた子どもは、「落としたくなる」んです。

人間、ダメと言われるとやってみたくなりませんか?

 

ぜひ、「して欲しくないこと」を「して欲しいこと」に変換して、子どもに伝えてみてください。

 

 

 

落とした場合の第1の対応法

いざ、ご飯を食べ始め、ご飯そのもの、または食器を落としたとします。

「ご飯を落とすのはお腹いっぱいのサインだね。次、落とすようなら、ごちそうさまして、片付けます。」

この時は、怒ったりせず、冷静に伝えるのが1番のポイントです。

私は、娘にもう1度だけ、チャンスを与えます。

 

この時点で、ご飯を食べ終えるまで、落とさなければ、スムーズにご飯の時間も終了します。

 

 

 

2回目に落とした場合の対応法

2回目、ご飯を故意に落とした場合。

「ご飯を落とすのは、お腹いっぱいのサインだね。ご飯片付けるね。ごちそうさま。」

冷静に伝えて、淡々と食器類、全てを片付けます。

 

この時、ご飯をどれだけ食べていたかは、関係ありません。

全く食べていなくても、片付けます。

 

子どもは、本当にお腹が空いていたら、食器を落とさず、食べます。

そういう能力があると信じて、子どもと接してみてください。

 

 

 

娘が泣いた時の対応法

では、食器を全て片付けて、娘が泣いたら、どうするのか。

「ご飯、まだ食べたかったー」そう言って泣く時の声かけ。

 

「ご飯まだ食べたかったね。次の食事まで、待とうね。」

シンプルにこれだけです。

 

重要なのは、娘が、「まだご飯が食べたかった」という気持ちを認めてあげること。

「ご飯、まだ食べたかったね。」

この一言で、子どもは、親に気持ちを理解してもらえたと感じることができます。

 

食器落としたでしょ。などと、怒ってしまうのは禁物。

そして、この時点で、食器を片付けることを躊躇しては絶対にいけません。

 

子どもがまだ、食べたいと言ったから、やっぱりあげるとなると、どうなるか。

  • ママは言うことは、どうせ守らない。
  • ママは泣けば、ほしいものをくれる。

そう子どもは、認識してしまいます。

 

あくまで、冷静に、子どもの気持ちを認め、次まで待とうと言うのみです。

 

 

 

親には冷静さと根気が必要

覚えておかなければいけないこと。

子どもが食器やご飯を落とさなくなるまで、この対応法を根気よく続けること。

3日かかるかもしれません。

2週間かかるかもしれません。

 

でも、続けることで、子どもは分かってくれます。

子どもは分かってくれる。

そう自信を持って、子どもと接してみてください。

 

 

親がリーダーとなり、子どもをサポートしていく。

子どもは必ずマナーを守れるようになります。

 

 

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海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
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