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《子どもと食事》
- 境界線を決めて、境界線の中で、子どもに選択する自由を与える。
- 境界線の中で、子どもが自分で食事のコントロールをする。
- 親は、境界線の中で、子どもの自主性を見守る。
前回は、大まかに、上記の内容を詳しくお伝えしました。
今日は、子どもが境界線を越えた時、親はどのように対応したらよいのか。
具体的に、どのような声かけをしたらよいのか、についてです。
《私と娘の食事のマナーの境界線》
前回もお伝えした、私と娘の食事のマナーの境界線は以下3つです。
- ご飯を故意にこぼさない
- 食べている時は座る
- おかわり出来るもの・出来ないものは親がコントロールする
娘が1つ目「ご飯を故意にこぼさない」の境界線を越えてしまった時、どうするのか。
食事の際の子どもへの声かけ方法:ご飯や食器類を故意に落とす時
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食事のマナーを明確に伝える
まず、食事を始める前に、食事のマナーを伝えます。
「いらないご飯は、お皿に置いておいてくれると助かります。」
マナーを伝える時は、「して欲しくないこと」を伝えるのではなく、「して欲しいこと」を伝えます。
「ご飯は落とさないでね。」
これも間違いではないのですが、「落とす」という言葉が入っています。
それを聞いた子どもは、「落としたくなる」んです。
人間、ダメと言われるとやってみたくなりませんか?
ぜひ、「して欲しくないこと」を「して欲しいこと」に変換して、子どもに伝えてみてください。
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落とした場合の第1の対応法
いざ、ご飯を食べ始め、ご飯そのもの、または食器を落としたとします。
「ご飯を落とすのはお腹いっぱいのサインだね。次、落とすようなら、ごちそうさまして、片付けます。」
この時は、怒ったりせず、冷静に伝えるのが1番のポイントです。
私は、娘にもう1度だけ、チャンスを与えます。
この時点で、ご飯を食べ終えるまで、落とさなければ、スムーズにご飯の時間も終了します。
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2回目に落とした場合の対応法
2回目、ご飯を故意に落とした場合。
「ご飯を落とすのは、お腹いっぱいのサインだね。ご飯片付けるね。ごちそうさま。」
冷静に伝えて、淡々と食器類、全てを片付けます。
この時、ご飯をどれだけ食べていたかは、関係ありません。
全く食べていなくても、片付けます。
子どもは、本当にお腹が空いていたら、食器を落とさず、食べます。
そういう能力があると信じて、子どもと接してみてください。
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娘が泣いた時の対応法
では、食器を全て片付けて、娘が泣いたら、どうするのか。
「ご飯、まだ食べたかったー」そう言って泣く時の声かけ。
「ご飯まだ食べたかったね。次の食事まで、待とうね。」
シンプルにこれだけです。
重要なのは、娘が、「まだご飯が食べたかった」という気持ちを認めてあげること。
「ご飯、まだ食べたかったね。」
この一言で、子どもは、親に気持ちを理解してもらえたと感じることができます。
食器落としたでしょ。などと、怒ってしまうのは禁物。
そして、この時点で、食器を片付けることを躊躇しては絶対にいけません。
子どもがまだ、食べたいと言ったから、やっぱりあげるとなると、どうなるか。
- ママは言うことは、どうせ守らない。
- ママは泣けば、ほしいものをくれる。
そう子どもは、認識してしまいます。
あくまで、冷静に、子どもの気持ちを認め、次まで待とうと言うのみです。
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親には冷静さと根気が必要
覚えておかなければいけないこと。
子どもが食器やご飯を落とさなくなるまで、この対応法を根気よく続けること。
3日かかるかもしれません。
2週間かかるかもしれません。
でも、続けることで、子どもは分かってくれます。
子どもは分かってくれる。
そう自信を持って、子どもと接してみてください。
親がリーダーとなり、子どもをサポートしていく。
子どもは必ずマナーを守れるようになります。
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