レッジョエミリアの教育についてもっと知りたい!
そんなお問い合わせを最近よく頂きます。
ここ最近では、日本語での情報も段々と増えてきて嬉しい限りなのですが
私が伝えられる、「レッジョエミリア アプローチ」って何だろう?
そう最近よく考えるのです。
この教育アプローチは、「哲学」です。
考え方・生き方でもあります。
子どもと、どのように関わり
世界をどのように観て
知識をどのように生かすのか
環境をどのように整え
自分とどのような対話をし
人、物、全ての存在とどのような関係を創造するのか
そんなことを、考える機会を与えてくれる教育。
10年前に、ちらっと耳にして
7年前から、本格的にこの思想について学び、現場で実践
その経験から、今、私がシェアしたいなと思うことは何だろう。
アーティスティックに世界を捉える
レッジョエミリアアプローチの軸になるもの。
それは、アートです。
絵を描く。
色について学ぶ。
粘土で物を作る。
これらの、「アートの時間」を超えたアートの世界がそこには存在します。
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2018/09/IMG_4824-1024x1024.jpg)
先日、レストランに行くためのエレベーター乗り場で
こんなアートと出会いました。(写真上)
これを観て、あなたは何を感じますか?
私は、この教育のアプローチに出会い、実践を重ねる前までは
アートとはよく分からないもの。と感じていました。
それは、なぜか。
アートの背景。
アートの意味。
「答え」を知りたいと思っていたからでした。
でも、アートに一つの「答え」はない。
そう、教えてくれたのがレッジョエミリアアプローチ。
つまり、世界をこの目で観た時に、一つの「答え」はない。
このアートを観て・・・
- 葉っぱの色や形に興味がある人もいるかもしれない。
- 葉っぱの配置の意味を考える人もいるかもしれない。
- 葉っぱと影の関係を探る人もいるかもしれない。
- そもそも、なぜ葉っぱなのかを探る人もいるかもしれない。
- 素敵だな。と思って、終わる人もいるかもしれない。
- 変なの。と思って、通り過ぎる人もいるかもしれない。
それが、全て、「正解」なのだ。
そう気付いた時に、世界をアーティスティックに捉えることの素晴らしさを感じました。
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2018/08/jeshoots-com-357165-unsplash-1024x683.jpg)
そして、これが子どもたちの教育に、どう関係するのか。
子どもは、一つの物、一つの風景、一つの考え、一つのアイディア
全てにおいて、その子だけの、視点を持っているんです。
そして、私たち大人の出来ること。
それは、それら全ての視点に尊厳を持って接し、受け入れ、
そこから、人と人の繋がりを通して、新しい考えやアイディアを共に生み出すこと。
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2018/09/IMG_4815-1024x1024.jpg)
あなたの子どもは、この世界をどのような視点で観ていますか?
どんなアイディアを持っていますか?
そして、それらの視点と、あなたの視点を合わせると
どんな新しい視点が生まれますか?
ぜひ、このフィルターを通して
子育ての新たな視点を感じてみてくださいね。
![](http://nurtureandwonder.com/wp-content/uploads/2023/01/Nurture-and-Wonder.png)
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
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