実はこの度、第2子を出産したことを機に、
フルタイムでの教師のお仕事を辞めるという大きな決断をしました。
【決断】
私は、この言葉ただただ、「決める」という意味で
何年も使ってきましたが、コーチングを学び、
「決めて、断つ」ことだと、初めて気がつきました。
何をして、何をしないのか。
この「断つ」部分が、とても重要だということに
気づいたのも最近。
我もがすがる思いで、やっと手に入れ、
感性、経験、結果を認められ、大切にしてきた
幼児教育の教師という仕事を手放すことは、
そう簡単ではありませんでした。
思えば、私は思考優先で生きてきた
大学を卒業し、インターナショナル幼稚園に就職することができた日から
今までの8年間は、とにかく【がむしゃら】に頑張ってきたように思います。
- 日本人だから
- アジア人だから
- ネイティブイングリッシュスピーカーではないから
そんな理由で、逆境に立ち向かうことも沢山あったし、
逆に、その様なアイデンティーを持っていたことで
不安に思うこともあったり、大変だと思うこともあったり
ダメなんじゃないかと思うこともあった。
インターナショナルスクールの主担任には、
西洋人の方達が圧倒的に多いし、
ネイティブスピーカーじゃなかったら、そもそもダメでしょうという
高額を支払って、子どもを預ける親からの目もあります。
大学時代の教育実習で、
本当に素直な子どもたちに、「あなたの英語は変だよ」と言われたり
実習を評価する大学教授からの厳しい言葉があったからこそ、
本当にがむしゃらに、頭をフル回転させて、
私の周りにいる、上司や同僚や親御さんに認められるために
やってきたんだなぁと感じています。
そんな中で、自分ができることをコツコツとやり
(子ども達の前で絵本を読むために本を家に持って帰って
何度も何度も練習したことは、今では良い思い出)
素敵だなと思う人をよく観察しては真似をし、
自分の「教師」というスタイルを確立してきたことで、
本当に有難いことに、
教師6年目にして、世界各国から集まる、経験知識が様々な
36名の先生達のもとで、教師トレーナーというお仕事を
任せてもらえるようにまで成長したこと。
本当に自分でも頑張ったと思うのです。
最初は「敵」にも感じられた、親御さん達から、
「うちの子は、未だに由佳子のクラスのことを
何度も何度も話すのよ。5年以上も前なのに」と
伝えていただいた時は、涙が出るほど嬉しかったです。
他に私に出来ることは?
そんな中、他に私に出来ることは?と模索し始めた
数年前。
このブログを始めたことも、その理由の1つ。
そして、子どもとのコミュニケーション講座を始めたり
コーチングの勉強をしたりしながら、
教師の仕事を主に、講師の仕事を副業にやってきました。
40歳なったら、フルタイムの仕事を辞めようかな。
そしたら、講師やコーチの仕事に専念するのも
いいかなぁと考えていました。
想像より8年も前にそのタイミングがやってくることを
つい知らず・・・
自分を見直せざるを得ない出来事
そんな中、私の考えを大きく変える出来事が起こりました。
そう、2019年1月の流産です。
この出来事がきっかけで、私は、
自分の頭からくる【思考】を使うことではなく
自分の【心】が本当に言っていることを聴き、受け入れる
という練習を始めました。
これまで、頭でばかり考えてきた私なので、
もちろんそう簡単に、すんなり「心の声」を聴くことは
できませんでした。
すぐに、思考が邪魔をするのです。
でも、練習を重ねていくうちに、段々と、
- 「心の声」に気づくことができ、
- 気づいたら次に、聴くことができ、
- 聴くことに慣れてきたら、それを受け入れることができ、
- 受け入れることができたら、行動に移すことができるように。
心の声を行動にまで落とし込むには、
沢山のステップがあります。
簡単なことではなかった。
でも出来るようになってきた。
心の声が伝えることとは?
そして、私の心が何度も何度も伝えてきたこと。
それは、「教師の仕事を辞めて、少し家族と向き合う時間を作ろう」
そして、「本当に挑戦してみたいと思うことを仕事にしよう」
思考が邪魔をすれば
「なんで給料がこんなに良い仕事を辞めるの?」とか
「他のことで稼げる保証はないよ」とか
「これまで積み上げてきたものはどうするの?」とか
とにかく、「辞めない方が良い理由」がこれでもかと出てくる。
それでも「心に従う」ことは、本当に勇気がいることです。
だけど、流産経験後、すぐに、
現在生後4ヶ月に成長した長男がお腹に宿った時、
この子は、「今が心の声に従うチャンスだよ」というメッセージを持って
子宮にやってきたんだ、と感じたのです。
今、従わないで、いつ従う?
今、従わないと、変化はしない。
そう感じました。
決めて断つ
そして、決断しました。
これからは、心に従って生きていこう。
思考を使って生きてきた時の私には、全く分からなかった
感じることがなかった【エネルギー】
【エネルギーが変化した】
これに気付けたのも、心に従うと決めてから。
思考が必要なことも、もちろんあります。
だけど、心ありきの思考。
私のエネルギーが、今回の出産を機に、
かなり変わったので、今は、様々なことを整理し、見直し、
必要であれば、手放し、また新たな風に乗っていきます。
2020年下半期は、コツコツと準備することに
使っていこうと思っています。
この学びと経験を今後、生かしていこうと思います。
今後とも、Nurture and Wonder をよろしくお願いいたします。
0−6歳の子どもとの毎日を心地よく過ごすヒントが盛り沢山。
海外幼児教育現場で培ってきた経験、
我が子との関わりを含めて、
具体的例を混えながらお伝えしています。
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