日本と海外女性(母親)の働き方の違い シンガポール編

 
「グローバルに生きる女性」というテーマでお届けしています。
 
こんな質問をいただきました!
 
『日本と海外の女性(母親)の働き方の違い』
日本は海外に比べて、女性が働きにくい環境なのか、、
それとも恵まれているのか。
保育園事情はどうなのか、、などを聞いてみたいです!
個人的な興味からですし、国によって違うと思うのですが、
ゆかこさんのご経験から日本はもっとこんな風になれば
女性が働きやすいのにな〜という視点を聞けたら嬉しいです❣️
 
娘が一才の時に、それ以上育休を伸ばすことができず、
かなり無理をしながら復帰しました。
さらに、娘に障害がある事で、療育に通うためと持病があったので
体調不良での休みで有給も使い果たし、
何のために働いているのかわからない時期がありました。
今は法人を運営しているので、働きやすさはありますが、
会社員は続けられない環境だなーと実感してます。
海外ではそのあたりどうなのでしょうか?
 
 
 
とても具体的な質問、ありがとうございます!
 
シンガポールの永住権保持者(就労ビザとはまた違う部分があります)として
 
働いた経験から、お伝えできること、比較できること
 
書いていこうと思います。
 
 
 

産休・育休の長さの違い

日本は産休・育休が長い期間取れるイメージがあります。

シンガポールでは、政府が定める有給の産休は16週間。

これは、出産前に1週間休みを取ったしても、その16週間に

カウントされます。

 

つまり、ほとんどの女性が、

出産4ヶ月後に復帰を考えている、ということ。

 

シンガポールでは住み込みヘルパーさんを雇っている人が多いですが

そうであっても、4ヶ月の赤子を置いて、仕事に戻る葛藤はかなりあります。

 

私自身、1人目は6ヶ月で復帰。

2人目は、4ヶ月での復帰は考えられず、良きタイミングで退職しました。

 

 

保育園事情

保育園も、保育料が高く、シンガポール人の子どもであれば

政府からの金銭的補助が出ますが、1ヶ月10万円以上の保育料が必要です。

共働きを推奨するシンガポールでは、働いている女性の方が

補助金が多い、という仕組みになっています。

もちろん、低所得家庭は、プラスの補助金が出たりしますが、

保育園料金の設定はとても高いなと感じます。

 

数ヶ月から預けられる、インファントケア、

18ヶ月から6歳までのチャイルドケア(保育園)

3−6歳までの幼稚園など、形態は様々です。

 

 

家事の手放し

住み込みのヘルパーさんが居ることで

普段の家事を手放すことが可能。

その点を見れば、子どもがある程度大きくなると

赤子を置いて仕事に行くという罪悪感も減り、

日本の女性よりも、かなり働きやすい環境にある気がします

家事全般、料理、子どものお世話など、

その家庭によってそれぞれですが、お任せすることができます。

日本も家事代行サービスなどが普及し始めているようなので、

もっと利用できる方は、どんどん活用するといいのでは?と思います。

 

 

有給の違い

日本で働く人の話を聞いて、一番びっくりしたのが

風邪をひいて休むときに、有給を消化して休むということ。

シンガポールではホリデーに行ったり、好きなことに使える有給の他に

風邪をひいたときに使える有給、

子どもの行事参加や、風邪の場合に使えるチャイルドケア有給など

有給の種類が色々あります。

病院に入院した場合の有給も別にあります。

使う、使わないは別として、このように有給の種類があることで

風邪をひいた時は思い切って休む。

子どもの行事に参加する日を確保する、ことが

しやすいのではないかなーと感じています。

 

 

女性のキャリアの悩みは誰にでもある

こんな違いがありつつも、

やはり、出産を経て、キャリアが中断されることへの

女性の悩みは、もちろん色んな人が感じていること。

本当は子どもと過ごしたいけど、働きに出るという選択肢以外、

今はない、と悩んでいる同僚やお友達もたくさんいます。

 

あなたは、どんな悩みがありますか?
 
自分と家族にとって、より良い選択ができるといいですね!
 
 
 

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